【施工事例】大阪市内の高齢者福祉施設|キュービクル機器の更新工事と仮設電源によるエレベーター稼働対応

こんにちは、細川です!
今回は大阪市内の高齢者福祉施設様にて、キュービクル内機器の更新工事を行いました。
現場では約400kgの重量物の搬入・設置や、停電中のエレベーター稼働の確保など、特殊かつ慎重な対応が求められる工事でした。
早速見ていきましょう!
施工概要
まずは施工概要から。
施工場所:大阪市内 高齢者福祉施設
工事内容:キュービクル内の高圧機器更新工事
対応範囲:機器搬入、仮設電源設置、復電確認、保安協会立ち会い試験
特記事項:エレベーターを停電中も使用できるよう仮設電源を構築
以下の画像が今回取替する機器になります。重量物になり、約400kg程あります。

工事の流れ
① 機器搬入準備と仮設電源の確保
更新対象となる機器は約400kgの重量物。
停電前には各種電気数値を事前にチェックし、仮設発電機によるエレベーター用の電源供給を行いました。
ポイント:高齢者の移動に支障が出ないよう、エレベーターの停止は避ける必要がありました。
② クレーン設置・搬入作業
大型クレーンを施設敷地内に据え付け、機器を地上から屋上まで慎重に吊り上げ、キュービクル内へ搬入。
他の機器も順次交換を行います。
③ 保安協会による動作試験・復電作業
機器交換後は保安協会様立ち会いのもと動作試験を実施。
その後、電圧・電流などの数値を再確認し、問題がなければ復電作業を完了し、工事は無事終了しました。
ではここから具体的な流れを見ていきましょう。
工事開始のため、停電の準備
施設停電の前に各数値の確認作業をしていきます。

施設停電中もエレベーターを稼働させるため、仮設の発電機にて仮設電源をエレベーターへ送電します。

仮設電源にて稼働するエレベーター。

重量物を移動させるために大型クレーンを据え付けます。
施設敷地内に大型クレーン車を設置し、地上1F〜屋上へ重量物を移動させる準備をします。

停電工事開始、クレーンによる機器の設置
クレーンにて重量物を引き上げ、慎重にキュービクル内へ設置していきます。

その他の機器の取替をしていきます。



保安協会様の動作試験
機器の取替を終えたので保安協会様の動作試験を行って頂きます。

復電作業
動作試験が終わったあと、各所確認し電気の復旧の準備をしていきます。

電気を復旧、各数値を確認し異常がなければ復電作業終了、工事完了となります。
今回の注意点
本工事では、以下の点に特に注意を払いました:
- エレベーターを停止させないための仮設電源対応
- 1日のタイムスケジュールを事前共有・綿密な打ち合わせ
- 安全・迅速・確実な施工手順の徹底
今回、高齢者福祉施設様と言う事で、お客様から施設内のエレベーターを停電中も使えるようにしておいて欲しいとご要望がありました。
エレベーターによる高齢者の移動や施設の業務に支障を出さないよう、迅速に仮設電源へ切り替え、稼働させました。

また、1日のタイムスケジュールを作成し、施設様と共有、打ち合わせをさせて頂き、円滑な工事をする事ができました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
まとめ|福祉施設・医療施設における電気設備工事もお任せください
当社では今回のような福祉施設・医療施設など停電制限がある現場でも、仮設電源・安全対策・スケジュール調整を含めたトータル対応が可能です。